参院選が始まった。新潟選挙区でも各陣営が選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼している。だけど、全県1区の新潟県は都道府県別で5番目の広さだ。舌戦の喧噪(けんそう)が感じられず、選挙ムードが盛り上がらないというのはよく聞く話だ。一般有権者の政治への関心は本当に低いのだろうか。記者が県内各地の「あの場所」で辻立ちし、道行く人に聞いてみた。選挙やってるの、知ってますか?

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 暑い朝になった。参院選が公示された3日、JR新潟駅万代口にある第5マルカビル前。人通りが多く、選挙になると政党を問わず候補者が街頭演説する“聖地”とも言える場所だ。この日も県選挙管理委員会に届け出を済ませた候補者の一人が、午前9時ごろに第一声を上げ、100人以上の支持者が集まった。演説が終わり報道陣も引き上げた後、通勤時間を過ぎた駅前は落ち着きを取り戻していた。...

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