刈谷田川の水害にまつわる劇を披露した名木野小学校の3、4年生=見附市月見台1
刈谷田川の水害にまつわる劇を披露した名木野小学校の3、4年生=見附市月見台1

 2004年の7・13水害から13日で21年を迎える。被災した長岡市中之島地域や見附市の小学校では、水害の記憶を継承する取り組みが行われている。水害にまつわる創作劇や、防災講話などを通して歴史を学び、備えの意識を高めている。

 見附市月見台1の名木野小では4日、3、4年生が刈谷田川にまつわる地元の言い伝えを基にした創作劇「草薙龍(くさなぎりゅう)」を披露した。何度も洪水を引き起こしてきた刈谷田川を竜に例えた劇で、1979年に職員が創作。7・13水害が起きる前から、代々引き継いできた。

 7・13水害で名木野小は1階部分が床上浸水し、多くの児童が校舎3階で一夜を明かした。永井智祐校長は「劇を通して地...

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