糸魚川産のスギを使ったクラフトジンを手にする猪又直登さん(右)ら=糸魚川市の糸魚川商工会議所
糸魚川産のスギを使ったクラフトジンを手にする猪又直登さん(右)ら=糸魚川市の糸魚川商工会議所

 糸魚川市の官民組織で、地元の森林資源の活用や商品化を目指す「緑でつなぐ未来創造会議」が、糸魚川のスギを使ったクラフトジンを試作した。製材の際に出るチップ材などを有効活用し、「森の香り」を楽しむことができる仕上がりとなった。12日に糸魚川駅前などを会場に開かれる飲食イベントでお披露目し、年内の商品化を予定している。

 試作したのはクラフトジン「SANKA」。製材する過程で出る枝葉やチップ材を中心に、隣接する長野県小谷(おたり)村のホオバなどの植物をブレンドした。製造は都内の深川蒸留所に委託した。

 未来創造会議は糸魚川市内約20の企業、団体で構成。これまで木製のドアなどを開発してきた。会議の座長を...

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