佐渡市は無償譲渡先を追加公募していた「ビューさわた」「羽茂温泉クアテルメ佐渡」の二つの入浴施設について、応募がなかったと明らかにした。2026年度以降、市はいずれも入浴施設として運営しない方針を示しており、今後の施設のあり方について協議を進める。

 両施設は25年度末まで市の指定管理で運営している。住民らでつくる検討会の提言を踏まえ、市は民間譲渡を含めた対応を検討し、5月から無償譲渡先の公募を開始。一度は応募がなかったため、改修や運営費に充てられる補助金を増額して再募集したが、締め切りの先月末までに応募はなかった。

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