
各地で花火大会が開かれる季節を迎えました。7月26日の「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」、8月2、3日の「長岡まつり大花火大会」などめじろ押しです。花火を楽しむお供にはビールと枝豆があれば十分かもしれませんが、花火にまつわる豆知識もあると楽しさは増すでしょう。花火はどれくらい大きいの? スターマインはいくらかな? 新潟県で開かれる花火大会を調べてみました。


まずは花火が打ち上がる高さと、花が開いたときの大きさ(開花幅)です。

柏崎花火の「尺玉300連発」など多くの花火大会で打ち上がる尺玉(10号)は、高さ約330メートルで花開き、開花幅は約300メートルです。東京タワー(333メートル)の先端付近で「ド〜ン」と開くイメージです。

新潟市北区で8月25日に開かれる「阿賀野川ござれや花火」でメーンを飾る二尺玉は、上空約450メートルで花開き、約500メートルの大輪を咲かせます。花火事務局は「雄大な阿賀野川の川幅を生かした花火」と胸を張ります。

長岡花火が誇る正三尺玉は高さ約600メートルで開花し、開花幅は約650メートルです。634メートルの弥彦山山頂や東京スカイツリー先端部から水平に眺める高さです。

「世界一」とも称される小千谷市の片貝まつり花火大会(9月12、13日)の四尺玉は、開花幅が約800メートルで花火の頂点は約1200メートルに達します。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある世界一の高層建築「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)の最上階からも見上げてしまう大きさのようです。

長岡花火の復興祈願花火「フェニックス」はどうでしょう。...
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