移動式エアコンの前で涼む生徒=糸魚川市の糸魚川中
移動式エアコンの前で涼む生徒=糸魚川市の糸魚川中

 熱中症対策を強化するため、糸魚川市は災害時に避難所となる市内4中学校の体育館に移動式エアコンを設置した。平時には、授業や部活動後のクールダウンなどでの利用を想定している。

 市によると、固定式のエアコン整備では断熱工事が必要になる。経費面を考慮し、国の交付金を活用して各中学校2台ずつ移動式エアコンを導入した。エアコンは高さ約1・5メートル。幅1・1メートル。事業費は計約1693万円。

 吹き出し口から冷風が出て、体感温度は14度ほどになるという。6月下旬の糸魚川中の体育授業では冷風の吹き出し口で涼む生徒の姿も見られた。保健体育の関澤敬子教諭(56)は「子どもたちの熱中症の心配なく授業を進められる...

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