
光の森学園のワークショップでスプーンやフォークを作る子どもたち=新潟市西蒲区岩室温泉
4月に小中学生を対象にした公立学校に代わる学びの場「光の森学園」が新潟市西蒲区岩室温泉に開校して3カ月余りたった。自然豊かな里山を舞台に自分自身で問いを見つけ、協力して答えを見つけるなど子どもたちの個性を育む教育を実践している。初年度は定員15人を下回る7人でスタートした。理事の寺嶋聡美さん(48)は「学ぶ楽しさを伝え、徐々に知名度を上げていきたい」と張り切っている。
6月下旬、古民家を改装した光の森学園の校舎で、山で切った枝でスプーンとフォークの柄を作るワークショップが開かれた。参加した子どもたちは、のこぎりで柄を形作り、ナイフややすりで細工をした。皮を全て削って滑らかな持ち手にしたり、皮...
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