新潟市内の警察署長や区長らが一同に会し、特殊詐欺の被害防止を訴えた共同メッセージの発信=新潟市中央区の自治会館
新潟市内の警察署長や区長らが一同に会し、特殊詐欺の被害防止を訴えた共同メッセージの発信=新潟市中央区の自治会館

 新潟市内で特殊詐欺の被害が広がる中、県警と新潟市は29日、緊急共同メッセージ「サギ電話、今、止めるトキ。」を発信した。詐欺の端緒として目立つ国際電話の着信を休止するよう働きかけるもので、滝澤依子県警本部長や新潟市の9警察署長、井崎規之副市長、8区長が一丸となって呼びかけた。

 県警によると、1〜6月に県内で認知された特殊詐欺の被害件数は125件で、うち新潟市では約4割に当たる46件が確認されており、県内市町村ではワースト1位。被害額も県内の4億9611万円のうち2億918万円を占め、最も多かった。発端が電話だったのは46件中29件で、うち電話番号の先頭に「+」が付く国際電話は10件だった。

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