
岩船港に停泊する粟島汽船のフェリー=村上市
乗降用タラップを外さずに船を出航させ、タラップが損傷する事故を起こしたなどとして、国土交通省北陸信越運輸局(新潟市中央区)は26日、粟島汽船(粟島浦村)に輸送の安全確保に関する命令を出した。海上運送法などの規定違反を認定し、確認の徹底や乗組員らへの安全教育などを求めている。
運輸局によると6月27日、「フェリーニューあわしま」が岩船港(村上市)を出た後、タラップが外れていないことに船員が気づいて引き返し、定時より25分遅れで再出航した。けが人はいなかった。
運輸局は7月の立ち入り検査で違反を確認し、12項目の命令を発出した。違反点数が一定の水準を超えたため、行政処分を行ったとしている。...
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