
医療関係者や市民らがアルコール依存症について学んだ講演会=佐渡市両津湊
アルコール依存症について学ぶ講演会が、佐渡市両津湊の佐渡島開発総合センターで開かれた。約50人の市民らが参加し、要因や症状、入院までの流れについて理解を深めた。
県精神保健福祉協会などが7月末に主催した総会の記念講演で、河渡病院(新潟市東区)の若穂囲(わかほい)徹院長、小嶋克之医療福祉課長が講師を務めた。
若穂囲さんは、新潟県は飲酒習慣のある人の割合が全国平均よりも高く、依存症患者の入院、通院者数は増加傾向にあると解説。「誰でもなり得る病気で、患者は過去につらい体験をした人が多いということを知ってほしい」と話した。
小嶋さんは医療機関への相談から入院、治療までの流れを紹介した。家族らが受診を...
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