
詩人の矢沢宰と漫画家のやなせたかしさんに焦点を当てた展示=見附市学校町1
21歳で早世した見附市出身の詩人矢沢宰(おさむ)と、矢沢の詩を愛した漫画家やなせたかしさんに焦点を当てた「やなせたかしが愛した矢沢宰」展が、見附市学校町1の市図書館で開かれている。矢沢の繊細なスケッチや、やなせさんのイラスト原画などを展示している。
矢沢は1944年、中国で生まれて翌年、父の出身地である上北谷村(現見附市)へ引き揚げた。上北谷小2年の時に腎結核を患い、入院後の14歳から詩や日記を書き始めた。66年に亡くなるまで、500編以上の詩を残した。
アンパンマンの原作者として知られるやなせさんは生前、矢沢について「唇に真珠をふくんだ詩人」と評し、矢沢の故郷を訪ねたこともあった。...
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