地元の戦国武将、上杉謙信をたたえる「謙信公祭」の出陣行列が23日、上越市春日山地区で行われた。100回目を迎えた今年は、俳優で歌手の松平健さん(71)が謙信役を務め、白頭巾と甲冑(かっちゅう)をまとった勇ましい姿を披露。沿道に詰めかけた観衆から大きな歓声が上がった。
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恒例の出陣行列は、川中島の合戦へ向かう場面を再現したもので、これまで公募で選ばれた市民や数々の俳優らが謙信役を務めてきた。今年は「暴れん坊将軍」など数多くの時代劇に出演し、幅広い世代に人気の松平さんが選ばれた。
松平さんをはじめ、上杉軍と武田信玄軍に扮(ふん)した市民ら約450人が、市埋蔵文化財センターから春日小学校まで約1・5キロを勇壮に練り歩き、戦国絵巻を披露した。
馬に乗って登場した松平さんが刀を手に「エイ、エイ、オー」と勇ましく叫ぶと、大勢の観客が「お館(やかた)さまー」と声をかけていた。
家族で訪れた三条市の小学4年生の男子(10)は「松平さんの謙信公は格好良かった。生で見られて楽しかった」と話した。
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