秋以降の鳥インフルエンザ発生シーズンを前に、県養鶏協会は22日、新潟市中央区で養鶏業者ら対象の勉強会を開いた。獣医師が消毒や野生動物対策の重要性を啓発した。

 勉強会には約60人が参加。対策に詳しい岩手県の獣医師金田正彦さん(46)が講師を務めた。金田さんは「関係者でルールを守りリスクを減らすことが重要」と強調し、消石灰散布の方法などを解説。鶏舎入り口や餌タンクに付いた野鳥のふんが見逃されがちだとし、注意を呼びかけた。

 作業員はウイルスを入れないよう長靴や作業着、手袋の消毒と交換を徹底する必要があり「長靴はその日のうちに洗って消毒を」などと助言した。

 資材業者3社による最新の消石灰やカラス対策...

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