
青葉組による植林作業。新潟・山のバトンは伐採から再造林を手がけ、放置林の減少を目指す=村上市
伐採されずに放置される森林の整備につなげようと、村上市などの林業関係企業3社でつくる一般社団法人が村上市で本格的な活動をスタートさせた。法人と山林所有者が契約を結び、法人会員企業が伐採、材木の買い取り、その後の造林を担う。造林の原資は行政の補助金などを充て、山林所有者は費用負担がない。伐採から造林までのサイクルづくりを促す。
活動を本格化させたのは一般社団法人「新潟・山のバトン」。植林・造林を専門とする青葉組(東京)と丸実(村上市)、中嶋木材(同)の3社で構成する。青葉組は2022年、村上市に事業拠点を設置している。
スギは木材としての利用に適した伐採時期が植樹から45年とされる。しかし、伐...
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