新設する博士課程の構想を花角英世知事に説明する県立大の若杉隆平学長(右)=9日、県庁
新設する博士課程の構想を花角英世知事に説明する県立大の若杉隆平学長(右)=9日、県庁

 県立大(新潟市東区)は9日、大学院の健康栄養学研究科に博士後期課程を新設する方針を明らかにした。食と健康の分野で国際的に活躍できる人材を育成するのが狙い。2026年3月に文科省へ申請を行い、27年4月の開設を目指す。

 若杉隆平学長が9日、県庁に花角英世知事を訪ね、新設構想を説明した。

 世界では気候変動などによる食料不足で飢餓に苦しむ人がいる一方、栄養過多で肥満の人が増えるなど、食と健康の問題は国際的な共通課題となっており、専門人材の育成が急務となっている。

 県立大には修士課程の健康栄養学研究科が既にあるが、こうした国際的課題の解決に取り組むため、より高度な知識を学べるよう博士後期課程の新設を...

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