
自作に囲まれ「思い入れのある作品ばかり」と話す中原一磨さん=新潟市中央区西船見町のNSG美術館
9月15日は「敬老の日」。年齢を重ねても、それぞれの得意分野で活躍を続ける人たちがいる。芸術に、スポーツに、はつらつと励む新潟県内の2人を紹介する。
「ミスター県展」中原一磨さん(78)=新潟市中央区= 入賞・入選84回
個展会場を埋め尽くす多彩な作品を、感慨深そうに見渡す。「何の気なしに始めたのが、いつの間にか面白くなった。よくこんなに作ったなあ」。新潟市中央区の中原一磨さんは78歳。県内最大の公募展「県展」に独学で挑戦を続ける。
三十余年で全7部門(日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道、写真)に計84回の入賞・入選を果たした「ミスター県展」。46歳の時、軽い気持ちで応募した写真作品が入賞し、...
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