鳥インフルエンザの発生に備えた防疫訓練のデモンストレーション=10日、新発田市中央町5
鳥インフルエンザの発生に備えた防疫訓練のデモンストレーション=10日、新発田市中央町5

 新潟県は10日、高病原性鳥インフルエンザなどの発生に備えた防疫訓練を、新発田市生涯学習センターで実施した。県と市町村、畜産関係団体などから約200人が参加。渡り鳥が飛来して感染リスクが高まる季節を前に、作業の流れや殺処分の手順などを確認した。

 県内では昨年10月に上越市、11月に胎内市で鳥インフルが1件ずつ発生し、計約33万7千羽の鶏を殺処分。8月には新発田市で、県内の養豚場では初めて豚熱の感染が確認され、505頭を殺処分した。

 訓練では、鳥インフルと豚熱の防疫作業の様子をそれぞれ、映像やデモンストレーションで解説。鶏や豚を捕獲して殺処分し、埋設、施設を消毒するといった一連の流れを確認した。...

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