
新潟空港で行われた広域搬送の訓練=12日、新潟市東区
大規模災害が発生した際に傷病者を広域搬送するための訓練が12日、新潟市東区の新潟空港で行われた。傷病者をいったん運び込む臨時拠点を空港に設置した想定で、新潟県内の災害派遣医療チーム(DMAT)や県などの関係者約60人が、県外へ二次搬送するまでの手順や方法を確認した。
新潟大と県が7年ぶりに実施した。広域搬送のために一時的に設ける医療拠点はSCUと呼ばれ、空港や公園などに設置される。新潟大によると、県内では2011年の東日本大震災の際に新潟市西区の県消防学校に置かれた例がある。
訓練は、県内で震度7の地震が発生した3日後に、新潟市内の病院で傷病者の受け入れが難しくなったと想定。群馬県などに二次...
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