
独学で相撲甚句を作り続けている髙見澤正男さん=新潟市東区
力士が地方巡業などの際に歌い、各地で親しまれてきた「相撲甚句」。新潟市東区の髙見澤正男さん(71)=長野県南牧村出身=は四半世紀にわたり、オリジナルの相撲甚句を作り続けている。これまでに6000作以上を手がけ、その数は日々更新中だ。「ここまでくるとライフワークだね」と創作に励んでいる。
自宅には相撲愛を物語るように、力士の手形や番付表がずらりと並ぶ。創作拠点は居間の机。A4用紙を広げ、「○○が付く言葉」などのお題に沿って単語を書き出していくのが日課といい、「ネタ切れとは無縁」と力強い。
「最初は正直言って下手だった。...
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