新発田藩が収集した蝦夷地に関する史料などが並ぶ企画展=新発田市中央町4
新発田藩が収集した蝦夷地に関する史料などが並ぶ企画展=新発田市中央町4
新発田藩が収集した蝦夷地に関する史料などが並ぶ企画展=新発田市中央町4

 新潟と北海道のつながりを史料から掘り下げる企画展「北を向く越後人」が、新発田市中央町4の市立歴史図書館で開かれている。胎内市の遺跡から発見された北海道の土器や、新発田藩が所蔵していた蝦夷(えぞ)地に関する書籍など約30点が並ぶ。

 先祖を探しに北海道から歴史図書館を訪れる人が大勢いることから、歴史図書館が初めて企画した。

 胎内市にある弥生時代の遺跡から発掘された北海道の「続縄文土器」などは、北海道とのつながりが先史時代までさかのぼることを示す。また、新発田藩の9代藩主、溝口直侯(なおよし)が収集した「蝦夷志」など蝦夷地の地理や文化について記した文献なども展示。明治期に農場や漁場の開拓のため北海...

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