
認知症の人と家族の会県支部の金子裕美子代表
9月21日は「認知症の日」。認知症についての関心と理解を深めるため、2024年1月に施行された認知症基本法で定められた。高齢化で認知症の家族らを介護する人も増えており、制度開始から25年たった介護保険の在り方も問われている。認知症の人と家族の会県支部の金子裕美子代表(73)に、認知症支援や介護保険制度の課題を聞いた。(報道部・種岡郁江)
-家族の会県支部ではどんな活動をしていますか。
「新潟市や上越市など8地区で毎月集いを開いている。当事者と介護者らが悩みを打ち明けることで孤立を防ぎ、適切な支援につなげる役目を担っている」
-県支部にはどのような悩みが寄せられますか。
「介護を1人で抱え込んでし...
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