
映画祭の作品を紹介する小林三四郎さん=柏崎市四谷2の新潟日報柏崎総局
映画館がない柏崎市で映画文化の盛り上げを目指す「海と星と空の柏崎映画祭」が、10月3日から5日まで、柏崎市東本町1の市民プラザで開かれる。戦後80年企画として戦争中の性接待を取り上げた「黒川の女たち」や、1970年代に起きた連続企業爆破事件で指名手配され、2024年に亡くなった桐島聡・過激派元メンバーを題材にした映画など、10作品を上映する。
かつて柏崎市には「柏盛座」「セントラル劇場」「東劇」の映画館があったという。映画祭は「スクリーンの前で心が動いたり、新しい価値観に出合ったりする体験をしてほしい」と、柏崎市長崎出身の映画プロデューサーで、映画配給会社「太秦(うずまさ)」社長の小林三四郎さん(67)らがつくる実行委員会準備室が企画。約500人を集めた昨年に続き、2回目となる。
初日の3日は、...
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