
オオハンゴンソウをスコップで根から掘り起こし駆除する参加者=妙高市
特定外来植物「オオハンゴンソウ」の駆除活動が、妙高市杉野沢の笹ケ峰キャンプ場周辺で行われた。市内外のボランティアや環境省職員ら53人が、約850キロを取り除いた。
キク科の多年草のオオハンゴンソウは北米原産で、明治期に観賞用として輸入された。3メートルほどに成長し、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせる。繁殖力が強く、在来の植物を駆逐する恐れがある。
妙高戸隠連山国立公園の環境保全などに取り組む妙高市の「生命地域妙高環境会議」が、2010年からほぼ毎年実施している。
参加者は3班に分かれ、背丈まで伸びたオオハンゴンソウをスコップで根から掘り出した。植生状況の調査も実施し、計60カ所で1メートル四...
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