2024年度の新潟市水道事業会計決算で、事業コストに対する料金収入で算出する「料金回収率」が前年度から2・11ポイント落ち込み、99・2%となったことが分かった。料金回収率を決算書に記載するようになった21年度以降初めて、100%を割り込んだ。水道料金を値上げした25年1〜3月を反映して増収となったが、一方で電気代や薬品代などのコストが上がっており、厳しい財政状況が続いている。

 9月の市議会環境建設常任委員会で報告した。市水道局によると、料金回収率は21年度が107・8%、22年度が103・44%、23年度が101・31%で、減少が続いている。...

残り287文字(全文:563文字)