柏崎刈羽原発再稼働への理解を赤沢亮正経済産業相に伝える柏崎市の桜井雅浩市長(左)=19日、東京・霞が関
柏崎刈羽原発再稼働への理解を赤沢亮正経済産業相に伝える柏崎市の桜井雅浩市長(左)=19日、東京・霞が関

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、柏崎市の桜井雅浩市長は19日、経済産業省で赤沢亮正経産相と面会し「大臣からの6号機の再稼働要請を市長として理解する」と述べ、再稼働を容認する考えを正式に表明した。刈羽村はすでに再稼働への理解を示しており、地元同意で残るのは花角英世知事の判断だけとなった。

 政府は昨年3月、県と柏崎市、刈羽村に再稼働への同意を要請。桜井市長はこれまで再稼働に「条件付き容認」の立場を示し、東電は市長の求めに応じて1、2号機の廃炉検討方針を示した。一方、桜井市長は再稼働の事実上の条件となっている地元同意の範囲を明確にするよう今年7月、石破茂首相(当時)宛に要望書を提出。国からの回答を再稼働容認の判断材料としていた。

 花角知事が...

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