
定期点検で修繕が必要と判定されながら対策が取られていない橋梁(きょうりょう)が、県内に1915カ所と全国で2番目に多いことが18日、分かった。未着手率は64・2%と3番目に高かった。管理する自治体などの予算や人手の不足が背景にある。直ちに安全に影響はないとされるケースが大半だが、対策が追いつかないまま劣化が進むことが懸念される。
新潟日報社が国土交通省のデータベース(DB)から集計した。
9人が死亡した2012年の中央道笹子トンネル(山梨県)天井板崩落事故を受け、国は14年度から道路施設の管理者に5年に一度の点検を義務付けた。傷み具合は、重い方から「緊急措置」「早期措置」「予防保全」と「健全」の4区分で判定。緊急・早期措置の場合、...
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