日本まつりのステージで鬼太鼓を披露する春日鬼組メンバーら=9月21日、スイス・ベリンツォーナ(斎藤博文さん提供)
日本まつりのステージで鬼太鼓を披露する春日鬼組メンバーら=9月21日、スイス・ベリンツォーナ(斎藤博文さん提供)

 佐渡市両津地区の春日鬼組メンバーが、スイスとイタリアに渡り鬼太鼓を披露した。スイスでは日本まつりに招かれオープニングセレモニーなどに出演。イタリアでは現地の太鼓団体のイベントで演舞やワークショップを行った。春日鬼組の斎藤博文会長(51)は「観客の反応がよく、みんな食い入るように真剣に見てくれた。鬼太鼓を通して日本文化の精神を伝えることができて光栄だった」と手応えを語った。

 春日鬼組は、4月の春日祭りで20年ほど前から外国人の参加を受け入れている。今回の渡欧は、昨年春日祭りに参加したイタリア人のキアラ・コデッタさんとトビア・ガリンベルチさんが縁をつないだ。

 9月に渡欧したのは斎藤さんのほか、息子の日葵(はるき)さん(19)、春日鬼組副会長の佐橋寛紀さん(64)。ちょうちん持ちは現地で合流したキアラさんとトビアさんが協力してくれた。

ワークショップでは鬼太鼓の所作などを教えた=9月17日、イタリア・レッコ(斎藤博文さん提供)

 17日はイタリア北部のレッコで、...

残り564文字(全文:951文字)