折口信夫と弟子の池田弥三郎について理解を深めたシンポジウム=2日、佐渡市両津湊
折口信夫と弟子の池田弥三郎について理解を深めたシンポジウム=2日、佐渡市両津湊

 国文学、民俗学者の折口信夫(しのぶ)(1887〜1953年)と弟子、池田弥三郎(1914〜82年)がテーマのシンポジウムが2日、佐渡島開発総合センター(佐渡市両津湊)で開かれた。新潟大人文学部の主催で、約40人が参加。佐渡訪問のエピソードなどを通し、両者への理解を深めた。

 新大の中本真人准教授は、佐渡での2人の足跡を紹介。折口は1946年9月、国学院大OB会が主催する万葉集講義のために来島し、真野御陵や妙宣寺を巡って短歌を残した。中本准教授は、...

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