
大倉喜八郎ゆかりの松に設置された説明看板=新発田市中央町3
新発田市城北町2の建設会社石井組と、市民団体「大倉喜八郎の会」が共同で、新発田出身の実業家・喜八郎が江戸へたつ前に友人と眺めたとされる「喜八郎旅立ちの松」(中央町3)に説明看板を設置した。
旅立ちの松は、江戸で身を立てる決心をした若き日の喜八郎が、後に新発田町長となる友人、原宏平と旅館で送別会を開いた際、向かいの敷地に立っていた。2人は松を眺めながら、将来を語り合ったとされる。
敷地は、旧北越銀行の支店駐車場として利用され、現在は石井組が所有。松は当時からこの場所にあり、新設した看板には、松を巡る解説や2人の友情の物語などが記されている。
石井組が、旧銀行支店の建物を事務所ビルに改装する工事...
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