諏訪田製作所でミニメタル盆栽作りを体験する来場者=2日、三条市高安寺
諏訪田製作所でミニメタル盆栽作りを体験する来場者=2日、三条市高安寺

 県央地域の工場などを一般向けに開放する「燕三条 工場(こうば)の祭典」が2日、開幕した。5日まで4日間の日程で、今年は過去最多の133施設が参加。来場者4万2千人を目標に据え、ものづくりの魅力を存分に味わってもらうつもりだ。

 工場の祭典は2013年に始まり、13年目。燕、三条の両商工会議所青年部メンバーらでつくる実行委員会が主催する。刃物やカトラリーのメーカーから、研磨や溶接といった分業を担う町工場まで見学できる。ものづくり体験を実施する事業所もある。

 実行委員長の秋元哲平さん(40)は2日の開会式で「祭典では燕三条地域の多彩で多様なものづくりを伝える。工場の熱気や匂い、職人の鋭いまなざしを...

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