
木製の箸を作るマルナオのワークショップ。10年の間に国内外で約350回開催した=三条市矢田
木製の高級箸を製造するマルナオ(三条市矢田)は、海外で日本食が広まる中、箸文化への理解を深めてもらおうと、10年前から国内外で箸作り体験のワークショップを開いている。これまで開いた約350回に1800人超が参加。今後は箸の持ち方など食事マナーを伝える取り組みにも力を入れ、日本の食文化を発信したい考えだ。
マルナオは1939年に創業し、ルーツの彫刻・木工技術を基に、2003年に箸の生産を始めた。フランス・パリと米・ロサンゼルスに販売店を構え、海外からの引き合いも強い。
箸作り体験は「食」をテーマにした15年のイタリア・ミラノ万博で初めて実施。参加者に好評だったことから大型連休や夏休みに三条市の...
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