
最高裁判所
湯沢町が十日町市を相手取り境界線の画定を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は3日までに、十日町市の上告を棄却する決定をした。湯沢町が主張する境界線を全面的に認めた二審東京高裁判決が確定した。裁判官全員一致の結論。1990年に正式協議が始まり、訴訟を経て35年で境界線が画定することになった。
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決定は2日付。最高裁は理由として、十日町市の上告は、二審判決に影響を及ぼす理由の不備や食い違いはなく、民事訴訟法上の上告をする条件に当たらないとした。
2023年6月の新潟地裁の一審判決...
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