
町屋に飾られた屛風を観賞する観光客=村上市大町
村上市の旧町人町で各家が受け継いできた屛風(びょうぶ)を公開する「町屋の屛風まつり」が、市内中心部で開かれている。観光客は、風情ある町屋を巡りながら屛風を観賞し、城下町の文化に触れていた。
村上町屋商人(あきんど)会の主催で25回目。51軒が参加し、地元の伝統工芸品である「村上木彫堆朱(ついしゅ)」なども展示している。
会場の一つ、村上市大町の鮭加工販売「千年鮭きっかわ」では、岡本黄石(彦根藩家老)による明治初期の書の金屛風を公開。蒔絵(まきえ)が施された重箱も飾られた。観光で訪れたさいたま市大宮区の会社員男性(65)は「繁栄の歴史を感じさせる屛風を見ることができ、感動した」と話した。
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