細部にこだわった力作が並ぶ諸流いけばな展=10日、アオーレ長岡
細部にこだわった力作が並ぶ諸流いけばな展=10日、アオーレ長岡

 県内の華道家の作品を一堂に集めた「諸流いけばな展」が10日、長岡市大手通1のアオーレ長岡で始まった。個性あふれる作品が会場を彩っている。

 県華道連盟が3年に1度開いており、今回は連盟に加入する17流派32団体が計158点を出品した。79点を展示し、12日に作品を入れ替えて13日まで開催する。

 菊やケイトウ、ワレモコウなど、秋を感じさせる花々を使った作品が並ぶ。花の組み合わせや空間の使い方などに着目すると趣深い。開場式では、連盟の佐藤裕子理事長(61)が「紡がれてきた生け花の歴史を継承していきたい」とあいさつした。

 三条市本町6の生け花講師(62)は「流派によって生ける花の種類や生け方が異なり...

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