
新たなダム整備の必要性を桑原悠町長(左端)に訴える渇水対策委員会のメンバー=津南町役場
津南町の農家有志でつくる渇水対策委員会が町役場を訪れ、新たな農業用ダムの建設が必要であると訴えた。約730ヘクタールの農地を潤す農業用ダム「大谷内ダム」が3年連続で枯れており、農業用貯水槽の整備などの対策も要望した。
渇水対策委が新たなダムの建設を想定している場所には、町が民間へ売却する方針を決めているニュー・グリーンピア津南敷地内の町有地が含まれている。「将来を考え、売却対象から外してほしい」とも求めた。
要望はメンバー6人が9月中旬に行った。「畑作も水稲も必要な時に水がない。このままでは農業が続けられない」と訴えた。ダム整備には時間がかかることから、農業用貯水槽の整備に加え、保水力を上げ...
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