
「新潟の海が研究人生の原点」と語る木暮陽一さん=新潟市中央区水道町1
新潟市中央区の水産資源研究所新潟庁舎の主幹研究員、木暮陽一さん(60)が、日本近海に生息するヒトデについてまとめた「日本近海産ヒトデ類図鑑」(海文堂出版)を刊行した。ヒトデに特化した図鑑は国内では珍しいといい、木暮さんは「図鑑をきっかけに、ヒトデという生き物に興味を持ってもらえたらうれしい」と期待している。
日本近海で見られる、169種類のヒトデの名称や形態、分布を記述し、カラー写真を収めた。種によって、ヒトデの色や形がさまざまだと一目で分かる。器官の拡大写真を載せた種もあり、似たヒトデを見分ける際にも役立ちそうだ。
このほか、ヒトデの食生活など14のテーマで...
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