
Uターンしてコーヒー豆焙煎専門店を開業した島川昂大さん=長岡市川口和南津
長岡市の川口和南津に関東地方からUターンした男性が、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)専門店「川乃珈琲」を開店させた。和南津は21年前の中越地震で大きな被害が出たが、地域の復興を支えた住民同士の結び付きを「なくしたくない」と地元に戻った。「コーヒーを通してつながりを生む店にしたい」と意気込んでいる。
男性は島川昂大(たかひろ)さん(25)。小千谷高校卒業後に関東の大学へ進み、デザインやイラストを学んだ。美術系の仕事を志していたが、在学中にコーヒーの魅力に取り付かれた。卒業後は横浜市のコーヒー豆卸会社に就職し、直営店で店員として勤務。店長も任されて、焙煎や仕入れ、接客の修業を積んだ。
上京はしたものの、...
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