多数のけが人が発生した想定でトリアージを行う救急隊員=長岡市千歳1の市消防本部
多数のけが人が発生した想定でトリアージを行う救急隊員=長岡市千歳1の市消防本部

 長岡市消防本部は、事故などで多数のけが人が発生した場合に備えた訓練を、長岡市千歳1の本部で実施した。救助隊や救急隊が連携し、迅速に救出、搬送する手順を確認した。

 長岡、与板、栃尾の3消防署から約40人が参加し、17日にあった。スーパーに車が突っ込み多数のけが人が出た想定の訓練では、救急搬送の優先順位を決めるトリアージを実施。患者11人の容体を確かめて搬送した。地下道で作業中に酸欠になった人を救助する訓練では、特別救助隊員が地下道に入って負傷者にロープを巻き付け、他の隊員がマンホールから引き上げた。

 現場の指揮に当たった白井聡消防司令長は「傷病者が多い現場では、情報が錯綜(さくそう)しやすい。...

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