米ラスベガスで開かれた展示会で製品をアピールする山田清貴社長=9月(システムスクエア提供)
米ラスベガスで開かれた展示会で製品をアピールする山田清貴社長=9月(システムスクエア提供)

 長岡市喜多町の異物検査機メーカー「システムスクエア」が、米国市場向け製品の販売に乗り出す。アジアや欧州、南米への輸出実績はあるが北米進出は初めて。10年で北米市場での年商を30億円に伸ばすことを目指している。

 システムスクエアは1989年に設立。エックス線や磁気を利用し、食品や日用品の製造工程で混入した異物や製品の異常を検知する検査機を製造し、販売を伸ばしてきた。2025年3月期の売上高は約44億5千万円で、国内シェアは3位だ。

 2000年代初頭から東南アジアや欧州で販路を拡大してきたが、米国進出は商習慣の問題などから慎重だった。対米輸出では近年も不透明な関税政策が続いているが、現地の食品関...

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