特殊なゴーグルで酒酔い状態を体験した高齢者向け安全運転教室=新潟市西区
特殊なゴーグルで酒酔い状態を体験した高齢者向け安全運転教室=新潟市西区

 高齢者の交通事故を防ぐため、新潟西署などは新潟市西区の黒埼地区総合体育館で安全運転サポート教室を開いた。約30人が参加し、酒酔い状態を視覚的に体験できるゴーグルや、自動ブレーキなどを備えた安全運転サポート車(サポカー)の機能を試した。

 西区で高齢者が運転中に起こす事故が増えているため、15日に開かれた。参加者は専用の機器で自身の俊敏性を確認したり、サポカーに同乗して自動ブレーキ機能を体感したりした。特殊なフィルターで視界がゆがんで見えるゴーグルを着用した人は、思った通りに直進できず、飲酒状態の怖さを実感していた。

 新潟西署によると、1〜9月に管内で起きた交通事故114件中、高齢者が関連する事...

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