
標高1300メートルにある妙高市杉野沢の笹ケ峰放牧場で28日、放牧していた牛を畜産農家の元へ戻す下牧作業が行われた。時折みぞれが降る中、大きく育った牛はトラックに載せられ、紅葉に包まれた牧場を離れて里に向かった。
今年の放牧は6月上旬に始まり、上越市などから計68頭が運び込まれた。JAえちご上越によると、猛暑だった今夏も一帯は過ごしやすく、餌となる牧草の生育が順調だったことから牛の体重は平均20〜30キロ増えたという。
下牧は今月中旬に始まり、この日は最後まで残っていた41頭が放牧場を後にした。JA職員らが綱を取ってトラックに載せようとすると、離れるのを惜しむようにむずかる牛もいた。
放牧場...
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