
水俣病被害者の救済を求めるキャラバンの出発式=10月31日、新潟市中央区
新潟水俣病共闘会議と新潟水俣病阿賀野患者会は31日、水俣病被害者の救済制度確立などを求める意見書が県内全市町村議会で採択されることを目指し、各地を要請に回るキャラバンを開始した。国会で継続審議となっている被害者救済の新法案成立を後押しし、全面解決につなげる狙い。
同様の意見書は、県議会と新潟市など阿賀野川流域の4市町ではそれぞれ9月定例会で採択されている。キャラバンは11月13日までの予定で、粟島浦村を除く25市町村を回る。粟島浦村には陳情書を送る。
県庁前での出発式で、共闘会議の中村周而弁護士は「まだ救済を受けられない多くの被害者がいる。意見書の採択で世論が高まってほしい」とあいさつした。...
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