
電動車いすに乗り、笑顔を見せる三上勇輝さん=9月、神奈川県藤沢市
サッカーJ1の横浜F・マリノスは、2002年からクラブ名を冠した電動車いすサッカーの大会を開催している。プロのスポーツクラブが「地域の公共財」として、共生社会の実現に貢献しようとの取り組みで、今年9月で20回目の節目を迎えた。
今秋、親会社の日産自動車による株式売却検討の動きが報じられると、地元横浜市から活動の存続を求める声が上がるなど、クラブの価値が改めて問い直された。プロの試合開催以外にも存在意義はある。電動車いすサッカーを担当するパートナー事業部の佐々木伸一部長(57)は「いろんな形のサッカーがある。誰もが参加できるように発展させていくのがプロクラブとしての役割。みんなで支え合う社会に...
残り717文字(全文:1017文字)














