クマに顔や頭をかまれた猟友会の奥村勉さん=新発田市
クマに顔や頭をかまれた猟友会の奥村勉さん=新発田市
クマに顔や頭をかまれた猟友会の奥村勉さん=新発田市

 新発田市二本木で12日にクマを捜索中に襲われた猟友会の奥村勉さん(80)が13日、新潟日報社の取材に応じ、当時の様子を振り返った。顔や頭などを負傷しながらもクマを駆除した奥村さんは、「地域の人にけががなくてよかった」と語った。

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 奥村さんは、銃を使う狩猟歴が約60年のベテラン。12日朝、フンや柿の木の「枝折れ」などクマの痕跡について通報があり、確認のため市の要請で出動。市職員らと押廻の集落周辺を捜索した。クマを竹やぶで発見したが、逃げたため、軽トラックで追いかけた。

 集落から直線距離で約1キロ離れた二本木の水田地帯まで追跡。水路を移動したクマの位置に気付かず、...

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