
ひきこもりの人向け親亡き後の家計対策ポイント
ひきこもりの子が将来、生活費をどう工面していくか―。高齢の親たちが自らの死後に備え、対策を学ぶ動きが広がっている。国の推計では、ひきこもりの人は全国に146万人。中でも親が80代、ひきこもりの子が50代となり生活が困窮する「8050問題」は深刻だ。親が高齢化し、子の将来に不安を募らせる中、各地の家族会では、家計対策を学ぶ場を設けたり、年金などの制度を紹介する冊子を作ったりしている。専門家は「資産や将来の収支を具体的に計算してほしい」と話す。
「一度にお金を受け取ると浪費してしまうケースが多い」。9月上旬、大分市の家族会「おおいたステップの会」が開いた勉強会で、生命保険会社の社員が資産の管理方...
残り796文字(全文:1096文字)












