春日山の古道を歩く春日小児童=上越市大豆
春日山の古道を歩く春日小児童=上越市大豆

 上越市の春日小3年生が、戦国武将・上杉謙信の居城があった春日山の山麓に残る古道を歩く校外学習に取り組んだ。古道を整備しているNPO法人越後まほろば倶楽部の案内で、敵から城を防御するとりで跡などを巡り、地域の史跡や自然について理解を深めた。

 地域の魅力を見つける総合学習の一環で、春日山の歴史や生き物、植物などを調べている。

 10月にあり、児童113人がクラスごとに古道を歩いた。細く急な山道に最初は不安そうな児童もいたが、山の尾根を削り敵の侵入を困難にした堀切跡などを見学し、春日山が天然の要塞(ようさい)だったことを学んだ。

 男子児童(9)は「敵が攻めてきた時のために山にいろんな工夫がされていた...

残り15文字(全文:315文字)