灯油が海に流出した際の手順を確認した防災訓練=上越市の直江津港
灯油が海に流出した際の手順を確認した防災訓練=上越市の直江津港

 上越市の直江津港東埠頭(ふとう)で、石油コンビナートの火災に備えた訓練が行われた。震度6強の地震で石油タンクの灯油が海上に流出し、火災が発生したとの想定で、参加者が消火の手順を確認した。

 関係機関が連携し災害に備えようと、県と上越市が主催し、10月に実施した。上越海上保安署や上越署、上越地域消防局などから84人が参加した。

 海上訓練では、直江津港にある「INPEXロジスティクス」の屋外タンクの配管が損傷し、灯油が海に流れ出たと想定。参加者が海上にオイルフェンスを設置し、油吸着マットやひしゃくを使って除去した。

 陸上では石油タンクの火災に備え、大量放水が可能な特殊車両など9台の消防車が消火訓練...

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