
本陣山本家で披露された文弥人形芝居「山椒大夫」=佐渡市真野新町
国の重要無形民俗文化財、佐渡文弥人形のオンライン公演が、佐渡奉行の休憩地だった「本陣山本家」(佐渡市真野新町)を舞台に行われた。文化振興に貢献した山本家に感謝を込め、「山椒大夫」の一場面が生中継で披露された。
伝統芸能を気軽に鑑賞してもらおうと、佐渡文化財団が6〜11月に初めて実施した定期イベントの一環。山本家の11代当主、修之助さん(1903〜93年)は、佐渡の人形芝居を調査・研究し、12代当主の修巳(よしみ)さん(1938〜2023年)も、佐渡人形芝居保存会の副会長を務めるなど支援してきた。2人の遺徳をしのぶ目的で、普段は非公開の生家に舞台を設置して14日に行われた。
室内には本陣時代の...
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