インフルエンザに感染した患者を診察する阿部行宏医師=6日、新潟市東区長者町
インフルエンザに感染した患者を診察する阿部行宏医師=6日、新潟市東区長者町

 今冬、インフルエンザの流行が例年より早く始まっている。世界的に流行するA香港型の変異株「サブクレードK」の影響があるとみられ、県は11月下旬、県内全域にインフルエンザの警報を発令した。変異株の症状や重症度は従来と変わらないものの、感染が広がりやすい傾向がある。専門家らは「手洗いやうがい、マスク着用といった対策を徹底してほしい」と呼びかけている。

 県によると、12月1〜7日の定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数は47・09(速報値)となり、3週連続で警報発令基準の30を超えた。初めて基準を超えたのは11月17〜23日の週で報告数は51・45、24〜30日の週は57・84だった。昨シーズン、基準に達したのは昨年12月下旬だった。

 12月上旬、...

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