
講師らの指導で「公文式」教材に取り組む少年院「加古川学園」の在院者=10月、兵庫県加古川市(画像の一部を加工しています)
少年院で基礎学力を伸ばし、出院後の就労につなげようと、関西の7少年院が学習塾経営の「公文教育研究会」と連携した新たな学習支援プログラムを導入した。個々のレベルに合わせた教材を反復する「公文式」を使い、出院者の受け入れに積極的な企業とも協力。先行実施した施設で学び「人生が変わった」という声もあり、法務省は効果が実証されれば全国に広げたい考えだ。
プログラムが始まった10月、兵庫県加古川市の少年院「加古川学園」の教室で、15~20歳の希望者10人が国語や算数のプリントに取り組んでいた。少年の一人は「参加したのは自分が逃げてきたことに向き合うため。義務教育と言われるところまでは知識として入れたい」...
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